silossowski

こんにちはシロソウスキー

2018年よかったもの

わたしも(多くのブロガーがやるように)2018年よかったものを振り返ってみたいと思います。

山川藍『いらっしゃい』

欲しい歌集いっぱい出て、これはさすがにぜんぶは買いきれないな。一冊2000円ぐらいするし。歌集ってこんなに頻繁に出るものなのか。などと思っていたら、2018年は歌集の当たり年だったと誰か歌人ツイッターだったか言っていたような気がするので、実際2018年は魅力的な歌集がいっぱい出た年だったぽいようです。

わたしも買ったり図書館で借りたりできる範囲で読んだんだけど、2018年のベスト歌集は山川藍の『いらっしゃい』だったなあと思います。良すぎて人に買い与えたりしました。

とにかくパワーがあるというか、結句でドカンと来るというか、まず一読してただただおもしろいし、職場について詠まれた作品などは、共感できる人も多いのではないでしょうか(共感が短歌の良さの全てではないですが)。読めば読むほど批評性もあるかと思います。 一部の作品を引用します。

なんだあのカップル十五分もおる「あーん」じゃないよ あとで真似しよ
火葬場へ向かう猫入りダンボール「糸こんにゃく」とあり声に出す
「天国に行くよと兄が猫に言う」 無職は本当に黙ってて

ちなみにこの歌集を買うきっかけになったのは、歌人のユキノ進さんの書評を読んだことだったのですが、ユキノ進さんにちょうど昨日参加した歌会の際にお会いできて、いろいろお話できたので、とてもよかったです。ちなみにこの書評記事では昨年の「よかったもの」で取りあげた歌集、虫武一俊の『羽虫群』も取りあげられていますね。

withnews.jp

ちなみにこの『いらっしゃい』に出てくる「無職の兄」もツイッターで見たことある人だったので、驚きがありました。

良い話。

クラフトビール

クラフトビールにハマりました。

クラフトビールそのものは以前から好きではあったのだけれど、たまにいいビール屋さんに行って飲むぐらいのものだったのですが、缶のクラフトビールもいいもんだなあと思いつつ、たまに買って飲むようになりました。

まれに特売のとき、一本200円ぐらいで売られていることがあるので、「つぎ200円ぐらいで売られているのを見たときは、ぜったい1ケース買おう。ためらいもなく買おう。」と思っていたら、Amazonにまじですごい安さでクラフトビールが売られていて吃驚しました。1ケース3600円でした。一本換算しても150円。発泡酒並みの値段じゃないのよ。オラホビールっていう長野県の蔵(「蔵」でいいのかな)が醸造している「スラッシュラガー」というビールでした。おそらく在庫処分的に投げ売りしていたのでしょう。

で、実際届いて飲んでみたら、うまいのなんの。強い苦味と、少しもくどくないのどごし。鼻に抜ける森林のような爽やかな香り。仕事が終わると、寄り道せずに家までまっすぐ帰り、スラッシュラガーを飲むのが楽しみなりました。生活が豊かになるって、こういうことだったんだなと思いました。

さすがに3600円で売られている機会はそうそうないのですが、それでもAmazonを見ていると、やはりたまにセール価格1ケース5000円程度で売られていることがチョコチョコあるので、見つけては買うようになりました。

家にうまいビールが常備されている生活、正解です。

水府自慢10号 純米

わりと近所に「味のマチダヤ」っていう(美味しんぼとかにも出たことがある)有名な酒店があることが判明し、よく買いに行くようになっています。マチダヤでは、それこそプレミア価格で出回っているような酒や焼酎などが定価で扱われており、ごきげんです。

そこで買ってみた水府自慢10号 純米がわたしのなかのベストヒットとなりました。

わたしは辛口の酒より、中口でうまみがある、酸味が強すぎず甘みもくどくない、バランスのいい味が好きなのですが、水府自慢は本当にバランスが良く、酸味もきつくなくて、とにかくうまい。「いい酒は水に似る」などと言いますが、それを実感させられる仕上がりでスルスルと飲めてしまいます。

購入時はレジの人に「ぜひ燗でも飲んでみてください」と言われたのだけど、うますぎて燗つける時間待てずに冷たい状態で飲んでしまう…。燗にして飲んだこともあって、やっぱうまいのだけども…。

価格も一升2400円ぐらいで、価格と味の比で考えると、本当に超絶やばいコストパフォーマンスだと思います(コストパフォーマンスということばはキライなのだけど、それでも)。ギリギリ日常酒として扱える価格だ。

さいきんはシーズンオフなのか品切れが続いているようだけど、また飲みたい。

ちろり & 電気ケトル

ちろりを買いました。酒燗器です。

とくにこだわりはなくて、そのときAmazonで最安だったアルミ製のものを買いまして、湯を沸かした電気ケトルに酒を入れたちろりを入れておくだけで、燗酒ができます。便利ですね。

それに、(先ほど挙げたような水府自慢だとか、マチダヤで買うような)いい酒をレンジで温めるのも抵抗あるんですよね。過剰に温まりすぎることも少なくないし、味が悪くなりそう。白鶴まるとか菊正ピンとか清州城信長 鬼ころし とかならべつにレンジでいいけども。

ちろりがでんきぽっとにつっこまれている
ちろりがでんきぽっとにつっこまれている

本当に熱伝導がよくて、「えっ、湯につけてただけでこんな温まるの!????」みたいになります。Amazonのレビューには、淹れたてで熱いコーヒーを氷入れたボウルにセットしたちろりに入れて、冷やしコーヒーにして飲んでいるという人もいました。なるほど。

これで飲酒ライフが豊かになったというわけですが、飲酒は味を楽しんでやるべきで、アル中になると、酔えれば何でもいいという感じで、トップバリュの甲類焼酎とかに走ったりしますが(していましたが)、やはりこうやって楽しんで丁寧に味わうことで、アル中から遠ざかることができるというものです。生活が丁寧になっていく。丁寧 丁寧。丁寧。

Amazon CAPTCHA

小さいボトルの醤油

いままで業務スーパーやら西友でいちばん安くて容量のある醤油ばかり買っていたのですが、一人暮らしだとどうしても消費するスピードが遅くて、味が劣化してしまうのが悩みの種だったのです。

そこで、容量の小さい醤油買えばいいんじゃね?????? みたいな気づきを得て、そのようにしました。

西友のしょうゆ売り場を改めて見てみると、本当にいろんな種類のしょうゆが売ってあります。いままでいちばん安いやつしか見てなかったから、本当に気づいてなかった。

昆布入り、火入れ、フレッシュなどよくわかんないけどいろいろとあり、お花畑という感じで、選ぶのも楽しいのですが、その中からとくにうまそうさが強いラベルのものを選び買いまして、いい感じです。冬はお鍋つくるときのだし汁を作るのにしょうゆを使うのもあり、減りが思ったよりもはやい。

キッコーマン超特選極旨しょうゆ

今後は九州の甘い醤油も買ってみたいですね。

プラカップにネギ入れとく

刻んだねぎをどうやって保存するかという問題があり、いぜんはナイロン袋に入れていたのですが、刻んだねぎみたいな細かいものの保管にはどうも向いていないような感じがしていて、ならばタッパーに入れておけばいいのかと思ったけど、ねぎ入れてたタッパー洗うのだるいな。におい移りそうだし。と思っていたところ、ピクニックとかで使うプラカップに入れて保管すればいいんじゃね? 使い終わったらそのまま捨てられるし。と思ったのでそのようにしました。

ねぎ

とはいえプラカップは容量そこまででかくないので、家族とかの場合は対応しづらいかもしれませんが、まあ容器捨てられる前提で運用できるのはいい。

でかいバンスクリップ

前提として、わたしは髪が長いです。みぞおちぐらいまで髪あります。

温泉行こうとなったときに、髪をまとめてないと、湯船に髪がついて、相撲取りが稽古の後に行水しているときみたいな感じになって、見苦しいです(フワーッて髪が湯船で広がるんですよね。なんか死体ぽくてきもい)。

で、でかいバンスクリップ買ってみたんだけど、これがまじで便利。 洗顔するときとか、髪をまとめて留めておけば邪魔にならない。ヘアゴムとかシュシュで留めるよりも頭皮にストレスがなくて、頭痛くなったりしない。

なんか謎の100円ショップで買ったでかいバンスクリップ

バンスクリップはでかければでかいほど良く、100円ショップとかでも、いい感じのでかさのバンスクリップが置かれているとは限らず、いま愛用しているものは、なんかあんまり見ないチェーンで売ってあるものを買ったので、また買い直したり、人に勧めたりするときにむずかしいかもしれない。


よかったものは以上です。来年はもっといい年にしような。