文フリ東京35 第二展示場【き-33】『半夏生の本4』出ます
こんにちは。
今年の文学フリマ東京35は2022/11/20(日)12:00〜17:00に開催されます。
半夏生の会は第二展示場【き-33】にいます。そして新刊の『半夏生の本4』が出ます。
文フリは今年からナンバリングが「第○○回文学フリマ」から「文学フリマ○○」みたいなシンプルな形式になりました。
それと合わせたわけではないが、『半夏生の本』からも「vol.」が消えて、今回の書名は『半夏生の本4』。
シンプルな形式になりました。
これまでの同人誌の制作も毎回余裕がなかったが、今回もまた余裕がなかった。
短歌作品
今年の『半夏生の本』は短歌がいっぱい載っててお得。
- おいしいピーマン「気になるところ」
- おいしいピーマン「池上本門寺には力道山のお墓がある」
- 品川佳織「ことばのような、こころのような」
- 品川佳織「ふたりで林を」
- 城下シロソウスキー「理性島」
- シンジ・ピエール「何か簡単な短歌」
- 玉野勇希「VOID_2」
- 玉野勇希「ブルーアイズ」
- Yuki Tedorigawa「Examination」
- 手取川由紀「テスト」
- 特上あいう「私が見ていない時に来るUFO」
- 平出奔「遊具」
- 三澤皐月「シンプルライフ」
表紙絵:なめかた
今年は会員作品が中心となりますが、三澤皐月さんのご紹介でシンジ・ピエールさんにゲスト参加いただきました。
カナダご出身で日本在住、日本語も完璧らしいんだけど、短歌を作るのはまた別のパラメーターが必要な感じとのことで、チャレンジという感じで、4首お寄せいただきました。
作品ははじめて見たときなかなか刺激的で、こんな感じになるのか! という発見がありました。
あとは、おなじみの面々なんで、好きな作者の作品を楽しんでいただければと思う。
そして、新たに好きな歌を発見していただければと思う。
各会員みんなそれぞれに意欲的な作品を寄せてくれたと思う。
文章
- 城下シロソウスキー「Jという人物がいれば、そこに何らかの憧憬が託される、という岡井隆『鉄の蜜蜂』レビュー」
今回は文章わたししか載せてない。
「岡井隆で書こう」と決めてから、思った以上に書けなかったというか、それは岡井隆が難しいという問題もあろうが、転職してまだ慣れていない職場にいくたびに脳内が上書きされて、せっかく読んだ岡井隆が消えてしまうを繰り返していた感覚があったからというのもある。
「書けない!」をやってるあいだに、濱松哲朗さんが同人誌『きりとりせん』に載せるという「岡井隆論を書けなかった話」という文章の告知が回ってきて、無意味に安心していたが、全然安心する局面ではないし、自分と濱松さんとでは、論ずる内容のレイヤーというか深度がぜんぜん違うだろと思う。
今回は、初めて岡井隆を読んだ自分が、アホの感想を述べながら、でも「岡井隆面白かったぞ。みんなも読め」を言っている感じの内容になっており、岡井隆興味あるけどハードルを感じて読んでない人とか、あとはあまり短歌知らない人が、「ちょっと面白そうだな。読んでみるか」とか思ってくれたりしたらうれしいと思いつつ書いた。
ちなみに、なんとか入稿〆切に間に合わせることはできたが、じっくり読み直したり寝かしたりする時間は取れなかったし、今回の「Jという人物がいれば、そこに何らかの憧憬が託される、という岡井隆『鉄の蜜蜂』レビュー」というタイトルも、仮題としてつけた状態で、目次や表紙を作ったりして、その後入稿〆切直前に文章を完成させたのだけど、タイトルをつけなおしたり、目次や表紙の表記を差し替えるような余裕がなくて、そのままの仮題のままで出したみたいな流れがありますので、思ったより「Jという人物がいれば、そこに何らかの憧憬が託される、という岡井隆『鉄の蜜蜂』レビュー」ではないかもしれないが、その場合はすまん。
そして
今回はページ数が去年の『vol.3』から10ページ減ったのだけど、値段は変わらず500円にしておきます。
そもそも印刷所が値上げしており、去年から10ページ減ったのに、印刷費がほぼ変わらんといったところで、頒価は500円にしたが、ほかの出店者を見ると、もっと多いページ数で500円とか400円とかだったりして、もっと安くすべきなのか…。と思いつつ、とりあえず今回は500円でいこうと思う。
そんな感じで、本誌あとがきもかなり弱気で、この時点では入稿や製本ミスって刷り上がらなくなることを全然想定していたので、なんとも後ろむきなテンションではあるが、ここはスルーしていただき、楽しんで読んでいただければと思う。
そして今回の表紙はなめかたさん(@namekata_inumo2)にお願いした。
去年の12月に東京オペラシティであった和田誠展見に行ってるときに、急に「次はなめかたさんに絵の提供依頼しよう」と思ったのだった。
なので、一年ぐらい前にもう決めてたということです。
行き方
今年の文フリは、例年の東京流通センター【第一展示場】に加え、【第二展示場Eホール】も会場となります。
半夏生の会は【第二展示場Eホール】き-33 に配置されました。
第一展示場と第二展示場では、そもそも入り口が違ったりするらしいので、ご注意ください。
イベント詳細:https://bunfree.net/event/tokyo35/
webカタログ:https://c.bunfree.net/e/95U
会場アクセス:https://bunfree.net/access/tokyo-trc12e/
― | 文学フリマ東京35 |
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日時 | 2022年11月20日(日) 12:00〜17:00 |
会場 | 東京流通センター 第二展示場Eホール |
スペース | き-33 半夏生の会 |
アクセス | 東京モノレール「流通センター」駅徒歩1分 |
入場無料 |
ではよろしく。