silossowski

こんにちは

服を買った話

服を買いました。もう何年も服を買っていなかったのですが、思ってみれば冬用のコートを7年も買い替えていないことに気づき、いい加減買うしか無いだろうと思ったからです。

失業中にはまともな収入がなかったため、当然服を買ったりすることは控えていたのですが、復職後もなかなか服を買うような気になれなくて、そもそも服屋に行ったり、ネット通販を見るような気概も無かったのですが、意を決して色々見てみても、ぜんぜん欲しい気持ちになんかにはならず、そのまま来ていました。

しかしながら、服は着続けてきていれば、当然くたびれてくるものなので、服を買うために新宿まで出てみます。

革ジャンが欲しかったので、革ジャンを見るためにいろんな店を回っていたら、ちょうど世の中はセール期間中だったらしく、いろんな服に値下げの札がついていて、見ているとあれもこれも欲しくなりました。

きょうは革ジャンを買いにきたのだからと思いましたが、ネックウォーマーぐらいなら良いだろうと、30%offの札がついたものを買い、なんかよくわからないけど、店員さんに「ハリスツイードの物ですから」と言われ、「そうですね、ハリスツイードと書いてありますね」と言いました。

革ジャンを求めていろんな店を回っていたら、なんか赤くてかわいいコートがあり、しかしながら、「きょうは革ジャンを探しに来たのだから」と思い、試着させてもらったりしたうえで、「考えておきます」と言って店を出ました。

新宿にはいろんな店がありますので、いろんな店を回って革ジャンを探します。革ジャンはあまり見当たりませんが、いろいろな服があります。でも気がそぞろです。赤いコートのことを考えていたからです。


もう時間は20時前ぐらいだったと思います。ひょっとしたら閉店時間も考慮に入ってくる時間なので、足早に赤いコートの売ってある店まで向かいました。

さっき試着のときに声をかけた店員のお姉さんがいました。お姉さんは、「あれから一着売れた、赤は人気があるから」と言いました。でも在庫があるので買えました。4割引で16,000円ぐらいでした。ああ、革ジャンを買う予算が要るのにな。と思いました。でも買いました。

こんなに服を買うことに前向きになっているなんて、もうずっと無かったことなので、なんだか驚くようなうれしいような気持ちになり、それでもまだ革ジャンのことを考えたり、赤いコートに合わせるカバンとかインナーとか、帽子とか、いろいろ考えたりするし、「生きているってこういうことなのだなぁ!」という気持ちになりました。

「どの服を見てもほしいという気持ちにならないのは、今は買うべき時期じゃないってことだよ。そのうちすごく欲しい服が何着も出てくる時期があって、それが買う時期だから。今はお金を貯めておけばいいということだよ」と、(鬱屈とした気持ちをつくった原因でもある)疎遠になったむかしの恋人が言っていた優しいことばを反芻していました。

おわり

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